Jewelry / Instrument

ルソン島北部山岳先住民族カリンガの文化にインスピレーションを受けたデザインと、その土地に受け継がれてきた精緻な職人技のコラボレーションによるステートメント・ジュエリーブランドを展開しています。シンプルな中にも意志を感じさせるジュエリーは、時代に迎合しない人々と共に歩み続けています。モチーフに、楽器や狩猟具など暮らしの中で用いる道具を使っているのが特徴です。材料には、カリンガの人々の暮らしに根づいた竹や籐などの自然素材を使いました。竹は自分たちの管理する山から、籐は現地の信頼するカリンガの方から仕入れています。土着技術を昇華させた独自の竹の曲げ加工、籐の細かな編みは、熟練の職人であり、カリンガの数少ない伝統竹楽器製作者でもあるエドガーだからこその丁寧な手作業から生み出されています。道具も研究を重ねて自作する姿には、職人魂を感じます。

年に1回程度で、テーマの異なるコレクションを発表。これまでに、竹楽器のミニチュアをあしらったKachochwa (2012)、違う村の人々と縄を編む中で絆を再確認するという地域の踊りに着想を得てデザインしたIchaw (2013)、自分に根付き自分らしく生きる人へ届けたいと、竹の根を大胆にあしらったPulchus (2014)、竹の素朴な力強さを素材の可能性を追求することで表現し、遊び心も交えて提案したAng-angga (2015) 、狩りという意味を冠したコレクション名が、新しいことや知らない世界に挑んでいく姿勢を想起させるAnup(2016) をリリースしました。作品は非常に軽く、機能性にも優れています。2016年、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会主催、ソーシャルプロダクツアワードを受賞。

<ジュエリー/ 竹楽器  販売場所(通年)> EDAYA公式オンラインストア/  エシカルペーフォワード ※百貨店催事(実績:東急百貨店/ 西武/ 東武百貨店/ ルミネなど )やイベント販売の場合はNewsにてお知らせします。

 

EDAYAでは、竹楽器の調査、保存、若手育成についても積極的に行っています。竹楽器の調査と各村でのワークショップは、EDAYA JOURNEYというプロジェクト名で展開しています。これは、カリンガの文化や暮らしの調査を行い、結果を展覧会等で発表し、その後その発表を現地に持ち帰ると同時に文化継承のための教室を開催するという、循環型アートプロジェクトでもあります。これまでの調査結果は映像ドキュメンタリーとしてまとめている他、図録の制作も予定しています。これまで、財団せせらぎクラウドファンディングを通して、ご支援いただきました。

 

竹楽器の保存に関しては、例えば口琴をロシア連邦サハ共和国にある世界民族口琴博物館美術館に展示してもらうなど、世界各地の美術館への寄贈を試みているのがひとつです。さらに、エドガーを金沢美術工芸美大のアジア工芸研修員として招聘し(2016年4月~7月)竹楽器の漆を用いた保存について検証することなどにも取り組んでいます。

若手育成については、竹楽器の調査を行った村でのワークショップ以外にも、EDAYAの教育プログラムに参加するフィリピン・少数民族の若者には竹楽器制作・演奏の指導を、カリキュラムの一環として行っています。さらにEDAYA工房のあるTudingに住む子供たちにも竹楽器の演奏を指導もしています。彼らはEDAYA Bamboo Kidsとして活動しています。フィリピンの地元テレビに出演した際の映像はこちら