Book

 

Published “Redesigning the Self and Society,” Book written in Japanese in April 2017.

2017年4月に、EDAYA初となるアートブックをリリースしました。クラウドファンディングにて、186名の皆さんに応援をいただいて完成した本です。現在エシカルペイフォワードの店舗にて、販売しています。

 

 

下記、初めて本をご購入いただいた方達へ向けて、著者の山下が書いたメッセージになります。本へ込めた思い、ぜひ汲み取っていただけましたら幸いです。

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1年半の制作期間の末、ようやく、ここまで来ることができました。本を手にとっていただけること、心より嬉しく思っています。今、私のできる全てを、詰め込むことができたと思います。こだわりすぎて、周りを翻弄させてしまったことには申し訳なく思いつつも、それでも妥協せずに作ることができました。 

 表紙左下には、デボス加工(紙が凹んでいる箇所です)で、カリンガ族のタトゥーのデザインを施しました。表紙と背のタイトルは金インク印刷となっていますさらに「粒感のある人生を送りたい」という本文の言葉にインスパイアされたというデザイナーさんが金インクの砂粒を散らしてくださいました。表紙最初と最後を広げてみると、砂粒が連続しているのも、気に入っています。それでも比較的シンプルなデザインで、白の表紙を選んだのには理由があります。本文最終章のタイトルは未完成の完成-ここからがまた始まり-」です。白のキャンバスに絵を描いていくように、ここからまた自分たちなりのEDAYAを描いていきたいという願いを込めました。EDAYA今年で5周年を迎えますが、まだまだ、好奇心の向くままに、挑戦をし続けていきたいのです 

 本の厚みなどのサイズ感や、紙の質感にもこだわりました。これからも、しばらくは変化し続けるであろうEDAYAにはカチッとしたハードカバーよりも柔軟性を感じさせるソフトカバーの方が良いだろう、ということになりました。また、タイトルにある「わたし」や「社会」のあり方を考えるような人生のタイミングでは、例えば旅をする人や、住む場所を変える人もいるかもしれないと思い、どこにでも気軽に持ち運びしやすい本を目指しました。カバーは、あえて付けていません。持ち運びの際にかさばらないということに加え、手にもなじみ、ひとりひとりの暮らしや生き方にもなじむ本になってほしいと思ったのです。それでも、読み切りの雑誌などより本らしく、手元に置いておいても存在感はあるようにしたいなと考え、ある程度の厚みは作ろうと決めました。それは親身になってくださった印刷所の方々と、紙の種類を試行錯誤することで実現することができました 

本文に使う写真のセレクションやレイアウトは、フィリピン側の意見も取り入れつつ、これでもかというほど何度も何度も吟味しました。稿直前まで、細かいところを議論し続け、納得のいくものができたと思っています本文に至っては、最終的には3校までしていただきました。ここまで、自分の書いた文章と対峙し、細かいところまで考え抜いたのは、初めてのことでした。なお、初稿の完成度が自分としてはどうしても気に食わず、直しの原稿大幅変更を加えてしまったのですが、そのことでは、チーム大分困らせてもしまいました。それも今となってはいい思い出ですがいい本を作るという信条のもと、チームが一丸となることができたことは、一生忘れられない経験です 

 EDAYAの誇りともいえるような、大切な大切な1冊を、この世の中に生み出すことができました。あとは、本を読んでくださる皆さまに、この本の未来は委ねたいと思います。ここから広がる世界があることを、心から願っています。 

改めまして、ご購入本当にありがとうございました。 

そして、これからのEDAYAのことも、どうぞよろしくお願いいたします。 

 2017年4月  EDAYA 山下彩香