Profile

山下彩香(やましたあやか)

EDAYA共同創業者
1985年福岡生まれ。ロータリー青少年交換のプログラムにて、15歳の時にカナダに1年間留学。東京大学農学部国際開発農学専修、東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻修士課程を卒業。卒業後の2012年、エドガー・バナサン氏とEDAYAを設立。

フィリピン山岳少数民族カリンガの無形文化に着想を得たバンブージュエリーのブランド(一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会主催ソーシャルプロダクツアワード2016受賞)を展開。併せて、人類学的視点に基づく調査資料や竹のインスタレーションの発表も融合させた独創的な展覧会を、六本木や銀座、フィリピンで実施し、成功に導いた。調査に関しては、財団せせらぎからの助成や、国立研究開発法人産業技術総合研究所とのプロジェクトなどの実績もある。

アジアの地方同士を繋げたいという思いから、日本の地方との関わりも大事にしている。北は秋田から南は長崎に至るまで、これまで全国各所で、フィリピンの人々を招聘してのイベントや竹にまつわるワークショップを実施してきた。2016年からはトヨタ財団の助成のもと、高知市旧土佐山村と、竹を軸とした地域活性化につながる教育教材の制作にも取り組んでいる。

なおフィリピンでは、工房と宿泊施設をカリンガの人々と一から製作し、現地の子供たちや若者向けに、ユニークな教育事業を展開している(JICA基金/KDDI財団助成)この教育事業で、EDAYAはSocial Venture Challenge Asia 2016 アジアTop120の社会的企業にも選出された。

2013年NHK 「アジアで花咲け!なでしこたち」に出演、レポーターであった漫画家ヤマザキマリさんの手によって漫画化され書籍デビュー。2014年には朝日放送「世界の村で発見!こんなところに日本人」に出演。Ben& Jerry’s “Join our Core”  ビジネスコンテスト2014 ファイナリストにも選出された。AERA 2015年11月16日号では「マイノリティを輝かす種まき人」として「21世紀をつくるニッポン人」のひとりとして紹介された。2017年にはNHK world radioに出演し、英語圏にも活動が紹介された。

朝日新聞「ひと」(2015年1月21日)、マイナビ冊子巻頭インタビュー等、メディア掲載多数。小学校~大学など教育機関や、企業などでの講演実績多数(参考: GLOBIS セミナー講演)。国際機関日本アセアンセンター国際交流基金でも講演を行った。

なお個人では、主に東南アジアをフィールドに、国際開発/ リサーチコンサルタントとして、政府機関や財団の案件にも従事している。なお、これまでに世界の約50ヶ国を旅してきた旅人でもある。

2017年4月にEDAYA初のアートブック「わたし」と「社会」のリ・デザインを発表した。