Works

EDAYAの活動は、そのどれもがアート/ デザイン/ 教育のテーマを融合しています。2012年にEDAYAを旗揚げした時の最初のプロジェクトは、ジュエリーブランドの立ち上げでした。少数民族出身で貧困や差別などの逆境のなか生きてきたエドガー・バナサンと、生まれつき左耳が聞こえないこともあり、人と人の間の微妙な、違いに対する差別意識を敏感に感じて生きてきていた山下彩香の出会いから、マイノリティーのエンパワーメントへ向けた志を、ジュエリーとして表現したのが始まりです。エドガーが少数民族カリンガの叡智として継承してきた竹楽器をインスピレーションに、竹楽器やカリンガの暮らしの道具のミニチュアをデザインに落とし込んだのが、最初のコレクションKachochwa。そこから1年に1回の頻度で新作を発表し続けています。デザインは2人で担当、制作はエドガーが行っています。

なお、カリンガの竹楽器の多くが、伝統的には儀式などで用いられてきた貴重な無形文化です。儀式で実際に使用された竹楽器は、村の外に出してはいけないという掟もあるくらいです。ただ、こうした無形文化は、近代化などの影響で失われ続けているのも事実。何とかしなくてはと、エドガーは村の許しを得て、あくまでも次世代への継承と文化紹介の目的のために、竹楽器職人として独自のデザインを施した竹楽器を、制作・販売することもしています。並行して、竹楽器の調査、保存、若手育成にも積極的に取り組んでいます。 Jewelry/ Instrument

さらに、竹楽器を使った音楽の制作やライブ、音楽監修も行っています。活動に関心をもつ層を増やし、裾野を広げていくためにも、音楽の力が必要です。2017年内に発売開始予定の、エドガー3作目となるアルバムのテーマは竹楽器×ワールドミュージック。カリンガの竹楽器を主役にギターやジェンベ、三味線なども取り入れ、そのほぼ全てをひとりで演奏することで、唯一無二の世界観を表現しています。 Music/ Performance

竹を自由自在に操る、エドガー。竹を使った大型の作品もいくつも発表しています。EDAYA工房はもとより、劇団の舞台やフィリピンの放送局ABS-CBNの報道スタジオの制作なども行ってきました。インスタレーションの作品は、1980年代にバギオ・アーツ・ギルドのメンバーであったころから展開しており、EDAYAの展覧会では毎回新作を発表しています。 Architecture/ Installation 

さて、これらジュエリーや竹楽器、文化調査やコンサート、インスタレーションなどの作品の発表を一体化させ、EDAYAの世界観を表現したいと実施しているのが、1~2年に1回の割合で開催している展覧会です。竹楽器の演奏や制作、竹のステージや小屋、椅子づくりに関しては、ワークショップも行っています。 Exhibition/ Workshop

その他にも、たくさんのプロジェクトを行っています。詳細につきましては、各プロジェクトページをご覧ください。